Googleビジネスプロフィールでは、ビジネスの電話番号を登録することが可能です。
登録できる電話番号は、実際にユーザーが電話に利用する番号となるため、非常に重要ですが、意外と多くの方があまり重要視してされていないように思えます。
そこで、当記事では、登録すべき番号そのそのワケについてご説明します。
Googleビジネスプロフィールの電話番号
登録できるのは3つまで
Googleビジネスプロフィールに登録できる電話番号は3つまでとなります。
そのうち顧客が画面上確認でき、電話を直接かけることができるのは最初に登録した電話番号「電話番号1」になります。
そのため、最も重要な番号が「電話番号1」となります。
ただ、登録が可能な残りの電話番号も、可能な限り登録するべきだと筆者は考えています。
「電話番号1」に登録すべき番号
ここでは、ユーザーがビジネスに対する質問、予約等のアクションに対しても最も適切な番号を登録します。
そのため、ビジネスに常設され、スタッフがいつでも取れるような社内共通の電話の番号を登録するべきです。
携帯電話番号でも問題ないか?
「市外局番付きの電話番号と、携帯電話番号ではどちらが良いか?」
と言う疑問を持つことでしょう。
「市外局番付きの電話」が良いと話す業者が多く、これに対して筆者は間違ってはいないと思います。
市外局番=エリアを指しており、Googleがローカル検索の重要要素にしている「距離」を端的に語るためです。
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
しかし、今のスマホでは位置情報を取得できます。
Googleは登録された番号が携帯電話の場合、その位置情報を特定できるため、携帯電話番号の登録でも特に問題はないと考えています。
ここで、一点留意すべきなのが、登録した携帯電話番号の位置情報が常にビジネスに存在することです。
仮にデリバリーのようなビジネスを個人で行なっている場合には、サービス地域を追加して、Googleに正当な領域内にあることを示しましょう。
「追加の電話番号」に登録すべき番号
ここには、ホームページに記載しているFAX番号、SNS等の登録に利用している電話番号を登録します。
Googleビジネスプロフィール上に登録しておくと、Googleマップの検索画面にその番号を入力して検索をかけると、あなたのビジネスが表示されます。
そのため、ここに登録される電話番号は無駄なくGoogleの検索に利用されていると考えられます。
実際にGoogleはサイテーションも気にしていますから、ビジネスのNAP情報はあらゆるツール上で統一することが望ましいです。
しかし、番号を全て統一することは難しいこともあるかもしれません。
そこで、「追加の電話番号」に登録することで、SNSに登録している番号と一致し、あなたのビジネスの「知名度」を向上させるものと思われます。
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
登録方法
追加をするには、メニューの「情報」から番号を編集します。
まとめ
何気なく、登録した電話番号。
しかし、その登録される/されない電話番号によって、あなたのビジネス情報のツール間での紐付きがなされず、Googleに関連性が薄いと評価されてしまうと損です。
Googleビジネスプロフィールに登録する電話番号は、ホームページ、SNS、もちろん店舗などのリアルビジネスとも関連させることが重要です。