Googleビジネスプロフィールに記載される口コミの中で、いくつか代表的な口コミがピックアップされ表示されます。
それでは、どのような記事がピックアップされて表示されるのでしょうか？
当記事では、代表的な口コミに選ばれる上で留意すべき3つのポイントについてご説明します。
留意すべき3つのポイント
代表的な口コミに選ばれる上で留意すべきは、下記3つのポイントだと考えられます。
- 口コミの文字数が多いこと
- 口コミのお店/ビジネスへの関連度が高いこと
- 口コミ投稿者の “ローカルレベル” が高いこと
これらを軸にご説明します。
口コミの文字数が多いこと
より具体的な口コミが喜ばれる
口コミは具体的なものの方が、ユーザーにとって参考になります。
たとえば、飲食店の口コミについても
「お店の雰囲気が良く、従業員も丁寧な接客でよかった」
このような口コミでは、お店の「雰囲気」と「丁寧な接客」がどのようなものだったか、どうしてそう感じたか、といったことがわからず、あまり参考になりません。
しかし具体的な文章が記載されていれば、ユーザーは文章を読むだけでイメージが膨らみ、「雰囲気」と「丁寧な接客」についてより具体的に思い描くことができます。
たとえば下記の文章です。
「ギリシャ料理を表現する白と水色の装飾で彩られたレストランで、テーブルも木製のおしゃれなものを使用、オーナーが直接ギリシャで買い付けたらしい、さまざまな本場の置物もあって、とても雰囲気が良かった。さらに従業員も入店してから、席に案内していただき、さらにメニューを聞いてもらう時にも笑顔で、とても丁寧に接してくれた。」
このように、ユーザー目線でより良い口コミとは、具体的な口コミとなります。
ユーザー第一主義のGoogleにとって、ユーザーが求める情報を評価することは当然のことです。
必要な文字数は「200文字以上」
GoogleはGoogleマップの情報が健全に、そして最新情報がより正確に記載されるよう、ローカルガイドと呼ばれる制度を設けています。
ローカルガイドの説明は当ページの後半で行いますが、このローカルガイドはGoogleに評価されており、例えば文字数の評価については200文字以上の投稿が評価されます。
そのため、200文字以上の口コミというのは一つの評価基準と捉えて問題ないでしょう。
口コミのお店/ビジネスへの関連度が高いこと
キーワードはピックアップされる
口コミの中で、特にお店を表現するキーワードはピックアップされます。
画像では、「ランチ」「ご飯」などのキーワードがピックアップされており、同じく文章の一部キーワード「ランチ」「ライス」も太文字で強調されています。
このように口コミ数が増え、ユーザーの評価する傾向が見えてくると、キーワード単位にGoogleはピックアップしていきます。
重要なのは関連性
口コミのキーワードがピックアップされていくと徐々に、「どの口コミがよりお店/ビジネスのことを表現しているか？」が明確になってきます。
つまり、お店/ビジネスをより表現している口コミがどれなのか、はっきりするわけです。
ユーザーは、例えば「どんなお店/ビジネスだろう？」と考え、口コミを確認するため、その回答が記載されている（＝関連度の高い）口コミを表示した方がユーザーとしては嬉しいですよね。
そうして、関連度の高い口コミはより評価されます。
関連度が高ければ古い口コミも掲載され続ける傾向にあります
口コミ投稿者の “ローカルレベル” が高いこと
ローカルガイドとは？
ローカルガイドとはGoogleが設けている、Googleマップ情報の健全性、最新性、正確性の改善のために設けられているコミュニティーです。
ローカルガイドは、Google マップでクチコミを投稿したり、写真を共有したり、質問に回答したり、場所の追加や編集を行ったり、情報を確認したりするユーザーの世界的なコミュニティです。旅行の目的地、レストランやショップ、アウトドア施設やテーマパークなどを選ぶときに、多くのユーザーがローカルガイドのクチコミ情報を参考にしています。
世界40カ国以上の地域と言語で利用でき、18歳以上であれば参加できます。
ローカルガイドは貢献度に応じてレベルが分かれており、独自の特典もあります。
ローカルガイドが不正を働かないよう、Googleはみており、実際に不正を行うとローカルガイドの資格を剥奪されます。
そのためローカルガイドは一定の信用が築かれたメンバーだとお考えください。
ローカルガイドのレベルが高いほど信用される
ローカルガイドは、その貢献に応じてレベルが分かれており、次のレベルに達するには必要なポイントが定められています。
| レベル | ポイント | バッジ |
| レベル 1 | 0 ポイント | バッジなし |
| レベル 2 | 15 ポイント | バッジなし |
| レベル 3 | 75 ポイント | バッジなし |
| レベル 4 | 250 ポイント |  |
| レベル 5 | 500 ポイント |  |
| レベル 6 | 1,500 ポイント |  |
| レベル 7 | 5,000 ポイント |  |
| レベル 8 | 15,000 ポイント |  |
| レベル 9 | 50,000 ポイント |  |
| レベル 10 | 100,000 ポイント |  |
ポイントを稼ぐには簡単で、定められた行為を実施して、行為ごとに応じたポイントを獲得していくだけです。
ここで大切なのが、行為に応じてポイント数が異なるということです。
最もポイントを稼げる行為は15ポイントであり、「場所」「道路」の追加で、これは15ポイントです。
Googleマップ情報の幹となる情報のため、ポイント数が多いことには頷けます。
次に高いのが10ポイントで、「口コミの投稿」「200文字以上の口コミの投稿」「有効なリストの後悔」です。
見落として欲しくないのが、口コミは投稿で10ポイント、200文字以上でさらに10ポイントのため、「200文字以上の口コミの投稿」を行うことで、20ポイントが稼げることになります。
つまりGoogleは口コミの投稿を強く推奨しており、それを数多く行うことがローカルガイドレベルの向上につながるのです。
このようにGoogle独自のコミュニティーのもと信用できるメンバーを残し、口コミをたくさん書いてもらえるような仕組みとしていることから、レベルの高いローカルガイドの口コミにはそれなりの信用力が生まれます。
その他、ローカルガイドの評価される行為とポイント数の表を載せていますので、是非ご参考ください。
| 対象 | ポイント数 |
| クチコミ | 1 件につき 10 ポイント |
| 200 文字を超えるクチコミ | 1 件につき 10 ボーナス ポイント |
| 評価 | 1 件につき 1 ポイント |
| 写真 | 1 枚につき 5 ポイント |
| 写真のタグ | 1 件につき 3 ポイント |
| 動画 | 1 本につき 7 ポイント |
| 質問への回答 | 1 件につき 1 ポイント |
| Q&A への返信 | 1 件につき 3 ポイント< |
| 編集 | 1 件につき 5 ポイント |
| 場所の追加 | 1 か所につき 15 ポイント |
| 道路の追加 | 1 か所につき 15 ポイント |
| 情報の確認 | 1 件につき 1 ポイント |
| 有効なリストの公開 | 1 件につき 10 ポイント |
| 説明（リスト内） | 1 件につき 5 ポイン |
お店/ビジネスのオーナー目線で言えば、高いレベルのローカルガイドからポジティブな口コミをいただくことが、一つのポイントとなります。
まとめ
代表的な口コミに選ばれるには、
- ローカルガイドのレベルを上げた上で、
- ビジネスに関連するキーワードがしっかり含まれた具体的で
- 200文字を超える
口コミを作成することです！
