「東京 カフェ」のように地域名称と関連させて検索を行うことを、ローカル検索と言います。
ローカル検索を行うと、検索結果ページの上部にGoogleマップと共に、「東京のカフェ」が3件表示されます。
この表示された3件ともGoogleビジネスプロフィールに登録されているお店が表示されており、このリストのことを “ローカルパック” と呼びます。
このローカルパックにあなたのビジネスが表示されることは、Googleビジネスプロフィール運用の一つの目標になります。
ここではそんなローカルパックについて覚えていて損はないことをご説明します。
本気でGoogleビジネスプロフィールを運用される方は是非読んでください。
ローカルパックとローカルファインダー
例えば「東京 カフェ」Google検索またはGoogleマップで検索をした際に、Googleマップに表示される3件の表示結果、これをローカルパックと呼ぶのは上述の通りとなります。
ローカルパックの下には「さらに表示」とのボタンがあり、ここをクリックして表示される文を含めると20件のリストが表示されるようになります。
この20件のリストを “ローカルファインダー” と呼びます。
ローカルパックに表示されることはGoogleビジネスプロフィールの目標の一つであり、運用担当者にとっては大切なことです。
しかし、この3件に表示されるかどうかはユーザーの現在地などにも大きく左右されるので、難しいことが多々あります。
ただ、同じ地域内にいてローカルファインダーに表示されないことは致命的ですので、ここへの表示は絶対にしたいものです。
自然検索との位置関係
調べてみるとわかりますが、ローカルパックは自然検索よりも上部に表示されます。
どれほど頑張ってSEO対策を行っても、Googleビジネスプロフィールできちんと運用され、ローカルパックに表示されるようになれば、ページの上部に表示されるのです。
繰り返しとなりますが、Googleビジネスプロフィールに登録されているお店でないと、そもそもローカルパックに表示されることはありません。
Googleはあなたの位置情報が取得しています。
表参道にいる状態でスマホから「パンケーキ」と検索した場合、表参道近辺のパンケーキが表示されるし君になっています。
ローカルパックの種類
Googleマップで何度か検索されたことのある方なら気づいているかもしれませんが、ローカルパックにも種類があります。
検索の内容や対象によってGoogleの返す内容が少し異なります。
通常のローカルパック
検索時に通常表示される、最も一般的なローカルパックです。
お店の名前・評価・開閉時間等の基本情報に加えて、右側にお店のウェブサイト・ルート検索・予約ボタンが表示されます。
ユーザーはホームページ行かずとも、ここからお店の予約や連絡が可能です。
ABCブランドのローカルパック
ABCブランドのローカルパックは、指摘されて初めて気づく方も多いと思いますが、ローカルパックの左側に “A・B・Cのアルファベット” が表示されます。
例えばスターバックスカフェのように地域内同じブランドが複数存在する場合などに表示されます。
通常のローカルパックと比較して大きく異なる点は、個別のレビューレートが表示されないところです。
ブランド名以外にも、“コンビニ” や “ガソリンスタンド” のような業種名で検索しても表示されます。
ユーザーが「近くの◯◯を探したい」と考えた際に、当てはまるようなブランド・業種等が表示されるのだと考えられます。
ティザーパック(ローカルスナックパック)
ティーザーパックでは、リストの右側に写真が表示され、お店や商品・サービスの雰囲気がわかるようになっています。
“カフェ” や “美容室” 等、ユーザーにとって雰囲気が重んじられるカテゴリで検索すると表示されるようです。
表示される写真のアルゴリズムはわかっていませんが、人気のある写真が表示されるのだと考えられます。
この点からも、Googleビジネスプロフィールに掲載する写真の重要さがわかります。
ナレッジパネル
Google検索の結果、ローカルパックが表示されず、自然検索の右側に大きく情報が表示される事があります。
この情報一式を “ナレッジパネル” と呼びます。(下図 青枠)
ナレッジパネルは人物や場所、モノに関する情報を含む特別なボックスのことで、表示される情報はウェブ上のさまざまな情報を元にしています。
ナレッジパネルには、例えばWikipediaの情報や、コロナ禍ではコロナの感染者数等のリアルタイムな統計情報が表示されていました。
このように、ナレッジパネルに表示される情報は、キーワードに関連する信頼性が高い情報や重要な情報です。
Googleビジネスプロフィールをきちんと運用すればあなたのビジネスもナレッジパネルに乗る可能性は十分にありますので、これも一つの目標にすると良いかもしれません。
ローカルファインダー
ローカルパックの下の「すべて表示」または「さらに表示」とボタンがありますが、これを押すと4件目以降の検索結果が表示されます。
このリスト全体のことを “ローカルファインダー” と呼びます。
全部で20件表示され、Googleのアルゴリズムによって順序が決定されています。
一般的にローカルパックの3社に選ばれることが良いとされていますが、最低条件としては、ローカルファインダーの20件に表示されること考えられています。
ローカルファインダーの上部には「評価」や「時間」などのフィルタボタンがあり、ユーザー自身が検索条件を絞る方法もあります。
ただ、表示されるのはローカルファインダー20件の情報となりますので、やはりまず大切なのは、しっかりGoogleビジネスプロフィールを登録・運用し、ローカルファインダーの20件に表示されることだと考えます。
筆者は「高評価」というフィルタ機能を使って4.0以上の店舗しか表示されないようにしてお店を決めるようにしています。
そのため、ローカルファインダーに含まれ、4.0以上の高評価をいただくことは集客には必須な条件だと考えています。
まとめ
Googleではユーザー目線でサービスを考えており、ローカル検索の表示結果であるローカルパック、ローカルファインダーの表示の仕方一つでかなり考えられています。
そして今後もGoogleビジネスプロフィールは開発さユーザービリティは向上し、Google検索順位を決める要因としてさらに重要になり得ます。
なるべく早めにご自身のビジネスを登録し、集客できる体制を整えましょう。